ミャンマーの国旗に込められた意味とは? 国旗の由来や変遷についても紹介
生活基本 2019年02月28日

ミャンマーの国旗は、黄色、緑、赤の三色の背景に白い星がついているものです。ミャンマーの国旗について形や色は知っていても、そこに込められた意味合いや国旗の由来について知らない人は意外に多いのではないでしょうか? そこで今回は現在の国旗に込められた意味合いや、由来、昔から今の国旗に至るまでの変遷について紹介します!
ミャンマー国旗の概要
ミャンマーの現行の国旗は黄色、緑、赤に塗られた三色旗のうえに大きな白星(五稜星)が描かれたものです。国旗の縦横比は2:3であり、2010年に現行の国旗に定められました。それでは国旗に用いられている色やその意味合いについて紹介したいと思います。
ミャンマー国旗の色に込められた意味とは?
「ミャンマーの国旗の色は知っているけど、なぜその色を使っているの?」と思う人も多いはず。ミャンマーの国旗にはイギリスからの独立や社会主義共和国から民主化が進んだこと、その後のミャンマーの発展を願う意味合いが込められているんです。国旗に使われている三色のうち、黄色は「国民や民族同士の団結」、緑は「平和と豊かな自然環境」、赤は「勇気と決断力、愛」を示しています。
中央の星の意味
三色のカラーにまたがるように配置されている白い五稜星はミャンマーが地理的にも宗教的にも一体となれるような願いが込められています。ミャンマーの国土は68万km² であり、日本の約1.8倍あります。また、ミャンマーには135の民族がいると言われています。約5100万人の人口のうち、約7割がビルマ族であり、その他3割が少数民族となっています。ミャンマーの今後の発展の為には地理的な乖離を乗り越えた民族同士の協力関係が必要不可欠である為、願いを込めてミャンマーの国旗はこのようになったと言われています。