ミャンマーの気候は暑い? 寒い? 都市や月ごとの気温や降水量も紹介

生活基本 生活基本 2018年10月30日


ミャンマーの気候は暑い? 寒い? 都市や月ごとの気温や降水量も紹介,生活基本

ミャンマーの気候は山岳地帯と沿岸部が異なるのはもちろんですが、国土が南北に細長いため北部と南部でもまったく違います。

気候帯は北部は温帯、中部と南部は熱帯性気候に属しているため都市によっても、気温や湿度が異なっています。今回はミャンマーの気候の特徴や各都市ごとの天気、季節ごとの天気について紹介します。

 

ミャンマーの気候はどう?


ミャンマーへの駐在や旅行が決まり、まず気になることのひとつが気候ではないでしょうか? 現地へと向かう支度をするにも気温や湿度などの情報がないと服装や持ち物を決めにくいですよね。そこで気候帯や年間気温、降水量、湿度についてまとめて説明します。
 

気候帯

ミャンマーは国土が南北に長かったり、ミャンマー北部には標高が5881mのカカボラジ山があったりと国内での標高差も大きいため、地域によって気候帯が異なります。

南部の沿海部は熱帯モンスーン気候、中部のマンダレーやバガンは熱帯サバナ気候に属しています。一方で、北部の州や山岳地帯は温帯に即しています。また、北部の山岳地帯の中でも標高が3000mを超える地域はツンドラ気候であり、豪雪が観測されています。

日本人を含む外国人が立ち入りを許可されている地域は年間を通して高温多湿であり、1年中ジメジメとして暑いのが特徴です。
 

年間気温

ミャンマーの年間気温は北部や高地を除いて1年中高温多湿なのが特徴です。1年を通して最高気温は30〜38度、最低気温は18〜25度と東京と比較すると暖かな気候です。一方で北部山岳地帯は気温が氷点下を下回り、最高気温がマイナス4度となる季節もあります。特にカカボラジ山では最低気温がマイナス15度になることもあります。日本人が主に居住しているヤンゴン地区は年間を通して高温ですが、乾季の早朝や晩には冷えることもあるので薄い上着やパーカーを持っておくとよいでしょう。
 

降水量

降水量も各地域によって異なります。ヤンゴンは西部がベンガル湾、南部がモッタマ湾に面しており、湿度の高いデルタ地帯が広がっているため、年間を通じて降水量がとても多いです。

特に雨季には豪雨による洪水で道路や鉄道が寸断されることがあり、移動に大幅な支障をきたす恐れがあるため、余裕を持って目的地まで移動することが大切です。また、降雨は突発的なことが多いため、傘やカッパを常に持ち歩くのをおすすめします。

一方でミャンマー北部や山岳部、中部は降水量が少ないのが特徴です。雨季でも降水量が100mm〜200mmほどであり、乾季にいたっては降水量がゼロの月もあります。雨具は雨季のみ持参していれば大丈夫です。

 

湿度と服装

ミャンマー南部の都市ヤンゴンでは年間を通して湿度は80%を超えているため、1年中ジメジメとしています。ヤンゴンは高温多湿なため、肌を露出した服装になりたい気持ちがあるかもしれませんが、そのような服装は好まれていません。

理由は2つあります。ひとつは現地の人は肌を露出する格好を好まず、特に女性の場合には下品な格好として見られてしまうことがあるためです。もう1つは、ヤンゴンは熱帯に属しとても日差しが強いため、日射病や日焼け防止の観点から肌を覆い隠す服装が好まれているためです。外国人に規制があるわけではありませんが、寺院や仏塔などの仏教施設を訪れる際にはラフな格好は禁止とされています。

ミャンマー中部や北部は湿度が低いため、南部よりもジメジメとしていないのが特徴です。

Poste Myanmar LinePoste Myanmar Line
POSTE LINE