ASEAN特使、スーチー氏との面会要望か 国軍が受け入れ拒否
政治・経済 2021年10月15日 10時43分 公開

<写真:4月に開催されたASEANサミット/The Irrawaddy>
ミャンマー国軍は、ASEAN特使であるブルネイのエルワン第2外相の受け入れを拒否したことを明らかにした。
14日、国軍の統制下にある外務省は、国内法で認められていない「特定個人」との面会にこだわったことが障害になったと主張しており、特使が軟禁中のスーチー氏やウィン・ミン大統領らとの面会にこだわったことが理由だと見られている。
特使は11日〜14日にミャンマーを訪問することで調整が進んでいたが、ミャンマー外務省はいくつかの要望は法律で認められていないと指摘した。
さらに、政治的動機に基づく圧力をかけないよう望むとけん制し、まずは相互の信頼を構築するべきだとして、スーチー氏らとの面会を希望しない訪問であればすぐにでも歓迎するとしている。
同日、ASEAN外交筋は15日にミャンマー情勢について協議する緊急外相会議をオンライン形式で開催することを明らかにした。
この会議では、国軍トップのミン・アウン・フライン総司令官の首脳会議参加を認めるかどうかなど、今後の対応について協議する見込みだとされている。
4日、マレーシアのサイフディン・アブドゥッラー外相は、ASEAN外相会議でミャンマーの除外について言及。
インドネシアのルトノ・マルスディ外相もASEAN特使の活動に肯定的に応じようとしないミャンマーには通常の対応を取るべきではないとの意見もあると発言していた。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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