ミャンマー中央銀行、国内の銀行・ATMからの現金引き出しを制限
政治・経済 2021年03月01日 13時17分 公開

<写真:Unsplash>
ミャンマー中央銀行は、銀行やATMから現金の引き出しを制限することを発表した。
タン・タン・スウェ中銀副総裁が署名した文書によると、1日以降、個人は銀行口座から200万チャット(約15万円)を超える引き出しができなくなるという。
また、企業については1週間に最大2000万チャット(約150万円)の引き出しが認められる。
この措置は、政府機関や国民の間での現金の使用を減らし、デジタル経済への移行を促進することを目的としているという。
さらに、同文書では銀行やノンバンク系金融機関の現金管理を向上させるため、各行は電子決済や電子送金を優先させる必要があるとしている。
ミャンマーでは、2月に発生した政治的な混乱により民間銀行の大半の支店が休業。
ATMでの引き出しが急増し、現金は不足状態となっている。
1日当たりの現金引き出しは、以前、上限が100万チャット(約7万5000円)だったものの、今回の措置でその半分の50万チャット(約3万7500円)に制限されることとなる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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