インド製ワクチン150万回分、ミャンマーへ22日に到着

社会 社会 2021年01月22日 10時22分 公開


インド製ワクチン150万回分、ミャンマーへ22日に到着

<写真:Myanmar Times>

 

22日、新型コロナウイルスワクチンがインドからミャンマーに到着する。

ミャンマーはインドにワクチン3000万回分を注文しており、そのうちの150万回分が到着するという。

 

アウンサンスーチー国家顧問兼外相によると、ワクチンは2回接種する必要があり、今回到着するワクチンは75万人に割り当てられるという。

ワクチンの接種については、ボランティアを含む医療従事者が優先される。

 

医療従事者に続き、住宅待機措置が講じられている対象地域の住人が対象となるという。

一方で、住宅待機措置が講じられている対象地域には推定1100万人が暮らしているとされているため、一斉にワクチン接種を行うことは難しいとの見方も出ている。

 

今回、ミャンマーに到着するワクチンは英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大学が共同開発し、インドのセラム・インスティチュート・オブ・インディアが製造する「コビシールド」だ。

インド政府による無償提供でミャンマー政府が受け取ることとなる。

 

マイナス70度以下の超低温で輸送・保管しなければならない米ファイザーのワクチンと異なり、「コビシールド」は2〜8度での管理が可能だ。

そのため、ミャンマー政府も同国での利用に適しているとの見方を示している。

 

同ワクチンがヤンゴン国際空港に到着後、ヤンゴン・タマイン地区で保管され、全国に陸路・空路で輸送されるという。

スーチー国家顧問兼外相は、ワクチンがいつまたは何回利用可能になるか正確に言うことはできないものの、現時点で2便目のワクチンが来週にも到着する見込みだと述べた。
 

 

 

関連記事

[© poste-mm.com 2018-2025 All Rights Reserved.]
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
POSTE LINE