アビガンの後発薬、ミャンマー民間製薬会社が生産へ

社会 社会 2021年01月06日 11時16分 公開


アビガンの後発薬、ミャンマー民間製薬会社が生産へ

<写真:Myanmar Times>

 

ミャンマーの民間製薬会社「パシフィック・メディカル・インダストリーズ(PMI)」が、新型コロナウイルスの治療薬候補として、アビガン(ファビピラビル)のミャンマー製のジェネリック医薬品(後発医薬品)を生産する方針を明らかにした。ミャンマータイムズ紙などが報じた。

 

抗インフルエンザ薬として知られるアビガンは、新型コロナウイルスの治療薬候補となっている。

PMIによると、アビガンは新型コロナウイルスの初期症状から使用することができ、早期回復と症状の悪化を緩和するとしている。

 

同社は保健省保健局食品・医薬品管理部(FDA)から、新型コロナウイルスの軽度〜中度の症状が見られる患者に対するアビガンのジェネリック医薬品の使用についての承認を得ているという。

また、医薬品の製造には輸入した原材料が使用されているという。

 

同社は、10月初旬、FDAに医薬品の登録サンプルと書類を提出し承認を求めていた。

同社はアビガンのジェネリック医薬品6万錠を国内の病院25か所へ、1万5000錠を軍事病院へとそれぞれ新型コロナウイルス予防・制御・治療国家中央委員会を通して寄付するという。


一方で、一部の医療専門家は、アビガンは日本で臨床試験でのみ使用されているため、過剰使用に警鐘を鳴らしている。

 

 

 

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