専門家:新しい紙幣はインフレに影響しない

政治・経済 政治・経済 2020年01月10日


専門家:新しい紙幣はインフレに影響しない

<写真:Aung Htay Hlaing / The Myanmar Times>

 

独立の英雄でアウン・サン・スー・チー国家顧問の父でもあるアウン・サン将軍の肖像画が描かれた新紙幣1000チャット(約74円)紙幣の発行が1月7日に開始され、8日までに流通し始めた。

 

それに際して、経済学者および銀行の専門家が市場の懸念に対して、インフレに影響を与えるとは予想されていないを話した。

 

中央銀行が新しい紙幣を市場に循環させるとき、インフレを回避するため新しい紙幣と同量の古い紙幣を回収するとミャンマー中央銀行のU Than Lwin前副総裁は話した。

 

また、U Than Lwin前副総裁は新しい紙幣の発行方法は金融の規則と規定に従っていると話した。

 

新しい1000チャット紙幣の印刷費用がその紙幣の価値よりも高いという噂に対し、U Than Lwin前副総裁は「噂は本当ではない。新しい1000チャット紙幣の印刷費用が1000チャットを超える場合、ミャンマー中央銀行は新しい通貨を印刷しない。」と話した。

 

U Than Lwin前副総裁は新しい1000チャット紙幣は、1万チャット紙幣と配色やデザインが似ているため、間違えやすいことを指摘したが、ミャンマーの紙幣に国の指導者を起用することは「良い案」だと話した。

 

「現在、世界中どの国でも歴史上の重要人物に関係のない特別なシンボルを通貨紙幣に印刷している国はない。国に忠誠を示した人物を紙幣に起用することは素晴らしい案だ。」とU Than Lwin前副総裁は話した。

 

Yoma銀行のU Kyaw Soe Lin氏は、新紙幣が発行されたにも関わらず、人々は考え方を変え、今後キャッシュレス決済を採用すべきだと話した。

 

「キャッシュレス決済は、支払いを便利にし、コストを下げることができるなどの利点がある。人々はキャッシュレス決済に対する考え方を変える必要がある。」とU Kyaw Soe Lin氏は話した。

 

アウン・サン将軍の肖像画が描かれた新紙幣の発行は、アウン・サン・スー・チー氏が率いる国民民主連盟(NDL)が今年行われる総選挙に向けて、国民の支持を獲得しようとしているとの見方も強い。

 

しかし、ミャンマー国内の政府系銀行では新紙幣を求めて行列ができるなど、多くの人には好意的に受け止められているようだ。

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。

 

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