ミャンマー、7月に学校再開も懸念の声
社会 2020年05月18日 00時00分 公開

ミャンマー政府は新型コロナウイルスの感染拡大により閉鎖されている基礎教育学校を7月に再開する方針だと基礎教育局のKo Lay Win局長がThe Irrawaddy紙の取材に対して答えた。
また、試験結果については学校再開までに発表されるという。
ミャンマーの学年度は6月〜翌年3月までで、4月〜5月は夏季休暇になっている。試験結果は通常4月中旬に公開されている。
しかし、今年は新型コロナウイルスの影響で、ミャンマー政府が学年度の開始を7月まで延長していた。
Ko Lay Win局長は小学校から中学校までの全ての基礎教育学校7月に再開するが、同時に再開するのではなく、段階的に再開すると話した。
「学校は遅くとも7月第3週に再開する。教育省は学生にとって安全な環境を確保するため全力を挙げている。」とKo Lay Win氏は話した。
教育省は学生に対してフェイスシールドやフェイスマスクを提供し、学校に対して、デジタル体温計を提供する方針だ。
また、十分な洗面台も学校に設置し、教室では安全な距離を保ち、大人数の授業は昼間と夕方の複数回に分けて実施するなど対策を講じるという。
現在、教育省は学生や保護者向けの新型コロナウイルス感染拡大防止における注意事項を作成しているという。
しかし、一部の教師からは、遊び盛りな小学生に対して、生徒と生徒の間に安全な距離を保たせる措置などは現実的でなないとの声もあがっている。
また、少人数で授業を行う場合の、教師不足についても懸念の声があがっている。
保護者の中には、学校が安全な場所であることが確認されてからでないと、子供を授業には行かせないと考えている人もいるという。
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