ミャンマー当局、薬剤耐性に警鐘

社会 社会 2019年11月22日 00時00分 公開


ミャンマー当局、薬剤耐性に警鐘

<薬局で販売員が接客をする様子 (写真:Zarni Phyo/The Myanmar Times)>

 

衛生局は抗生剤をはじめとする薬への耐性が高まっている人の数が増加していることをうけ、警鐘を鳴らした。

 

Htay Htay Tin医師は、ミャンマーで抗生剤耐性が急激に高まっており、耐性がつくと病気を治療できなくなると話した。
 

Htay Htay Tin医師によると「ミャンマーの薬剤耐性は危険なレベルまで達している。薬剤耐性の問題は時間をかけて発生した問題であり、何か施策を実行したところですぐに解決できるものではない。」という。

 

また、Htay Htay Tin医師は「薬剤耐性は時間をかけて発達し、最終的びは薬が効かず、治療ができなくなるという惨事を招く。この3年間で薬剤耐性がついている人が急激に増加している。」と続けた。
 

ニキビのような症状を治療する薬剤耐性は45%に達し、下痢の症状を治療する薬剤耐性は27%に達した。Htay Htay Tin医師は「他の国はミャンマーよりも薬剤耐性を抑えられている。ミャンマーは薬剤耐性に対処する能力開発を始めたところだ。」と話した。

 

Htay Htay Tin医師は、全ての政府機関は人々が処方箋なしで抗生剤をはじめとした薬剤を簡単に購入できないようにするために働きかける必要があると強調した。

 

また、特に処方薬について正しい使用方法について更に教育し、意識を高める必要があると強調した。

 

「抗生剤に対する薬剤耐性は社会的な健康問題である。人々は、医療スタッフや他の専門家からの指示に従って薬を服用しなければならないことに気付いていない。」とHtay Htay Tin医師は話した。
 

更にHtay Htay Tin医師は「症状が完治するまで薬を服用し続けなければならないという事を知る必要がある。他の人と症状が同じだとしても、自分の薬を他の人に分ける事はするべきではないとし、感染を防ぐためには手洗いが重要だ。」と話した。

 

食品医療品局は、処方箋なしで期限切れの薬や、正式に登録されていない薬を販売している人がいると警告している。

 

 

出典:mmtimes

 

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