ミャンマー人農家、農薬使用の危険性を警告

社会 社会 2019年08月12日


ミャンマー人農家、農薬使用の危険性を警告

<農家の男性がミャンマーの田んぼに農薬を散布している様子。 毒物治療科の医師は、農薬のために10名の死亡が今年の前半で報告されたと語る(写真提供:EPA)>

 

ヤンゴン総合病院にあるミャンマー南部で唯一の毒物治療科は、今年の1月〜6月の中毒死した37名のうち10名が農薬中毒による死亡を記録したと同病院職員が明らかにした。

 

今年、毒物治療科で治療を受けた月平均の患者数110人となり、20%がパラコート、殺虫剤、農薬、殺菌剤、除草剤などの除草剤による有機リン中毒だったと同病院の上級医学部長であるNyunt Nyunt Wai医師は語った。

 

「同科で直接診療を受けた患者は少数だ。 中毒患者の大部分は、ヤンゴン地域の他の病院、およびバゴーおよびエーヤワディ地域の町からの転院だ。 患者のほとんどが田舎出身だ」と同医師はThe Myanmar Times紙に語った。

 

「また、有機リン中毒による死亡のほとんどは、殺虫剤や殺虫剤などの農園芸用化学物質を使用している人々の間で発生している。 農業労働者に対する指導の必要性を強く感じている」と同医師は付け加えた。

 

同医師は、有機リン中毒の最も一般的な原因は、防護服を着用せずに農業用除草剤と農薬を使用する事、遮蔽された農薬噴霧器から遮断物を吸い出そうとする際、洗浄せずに除草剤に触れた手で食べ物を食べること、 有毒な毒素を含む野菜を食べる事などであると語った。

 

除草剤との接触は目の炎症を引き起こし、散布者との長時間または頻繁な接触はアレルギー反応などの健康障害を引き起こす可能性があるという。 同病院の職員によると、患者が除草剤を経口摂取すると、急速に吸収され、最終的に肝不全を引き起こす可能性があるという。

 

政府が費やす中毒患者1人あたりの治療費は平均30万チャット(約2万1000円)で、中毒患者の大半が女性だという。

 

同科で治療される最も一般的な中毒症例は、抗ヒスタミン薬とパラセタモールの過剰摂取、および有機リン中毒だ。 同病院職員は、最寄りの農村部の保健所や病院で治療できるため、食中毒患者は非常に少ないと述べた。

 

「食中毒の疑いがある場合、できるだけ早く最寄りの病院に行き、治療をする必要がある」とヤンゴン総合病院、毒物治療科のDaw Min Min医師は語った。

 

当局は、昨年に同病院が治療を施した中毒患者は1305人だとしている。44名の中毒死患者のうち、26名が有機リン中毒により死亡したという。

 

世界保健機関(WHO)によると、世界中での急性中毒症例は毎年約300万件にのぼるという。これらのうち、致命的な中毒の90%は発展途上国、特に農業労働者で発生している。 インドでは、毎年5万人以上が有毒物質のため死亡していると推定されている。

 

WHOは開発途上国の農薬使用は世界的使用の15%しか占めていないが、特に化学物質の誤用のため農薬中毒の約50%が発展途上国で発生していると推定した。

 

 

出典:MYANMAR TIMES

 

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