外資系銀行参入で競争激化、銀行統合進む見込み

政治・経済 政治・経済 2019年06月10日


外資系銀行参入で競争激化、銀行統合進む見込み

<ヤンゴンのダウンタウンにあるシンガポールのDBS銀行の様子>

 

ミャンマー中央銀行(CBM)は、外資系銀行のリテール部門が国内に参入は地場銀行業界の統合を促進し、成長する為の多くの資金が利用できることを期待しているという。

 

28日、CBMのU Soe Thein副総裁はインタビューで「必然的に、外資系銀行は地元の銀行から市場シェアを勝ち取り、競争の激しい市場に対応して現地の銀行との合併が増えるだろう」と述べた。

 

CBMのU Soe Thein副総裁は銀行の支店をミャンマー国内に設置することに加えて、国内に子会社銀行を設立するためのライセンスを外資系銀行に発給する予定だと語った。国内に子会社を設立することで、外資系銀行はリテール業務を提供できるようになる。U Soe Thein副総裁は「一般的に、ほとんどのサービスを提供することが可能になる予定だ。現在も預金およびローンのサービスを提供することは許可されている」と言った。

 

Yoma Bankの顧問であるHal G. Bosher氏は、競争がさらに激しくなる中で、地元銀行の最大の課題は外資系銀行のテクノロジーに対抗することだろうと語った。

 

Yoma Bankも競争力を維持するためにテクノロジーに投資してきたという。

 

Hal G. Bosher氏は「外資系銀行がリテールバンキングをどの程度取り扱うかが重要である。 外資系銀行はテクノロジーに優位性があるため、地元の銀行はテクノロジー関連のサービスと競合する状況に直面するだろう」とミャンマータイムズ紙に語った。

 

 地場企業も優位性を持っているという。地場銀行は外国の同業者と比較してより市場に精通していている。 銀行の専門家によると、地元の銀行は長年にわたって収集した市場データやその他の貴重な情報を活用して外資銀行と戦略的に提携することができるという。

 

KBZ銀行のシニアコンサルタントであるU Than Lwin氏は、CBMが預金に対して義務付けている高い金利の影響で外資系銀行は制限されるだろうと述べた。「預金金利は8%と決まっている為、外資系銀行は低金利のローンを発行することはできない。 外資系銀行は、事業主に関するデータが限られているため、大口融資も提供できないだろう」と述べた。

 

外資系銀行が参入することで、U Than Lwin氏は、競争に立ち向かうために小規模な銀行が合併をする時が来たと述べた。

 

U Soe Thein氏はU Than Lwin氏の意見に同意し 「銀行業界の将来の目標は、数字ではなく、より強力で競争力のある銀行になることである」と述べた。

 

CBMのデータによると、13社の外資系銀行がミャンマー国内に支店を持ち、さらに51の銀行と金融会社の駐在事務所があるという。 CBMは地方銀行27行のリスト化もしている。

 

国内で事業を行う外資系銀行に対する規制緩和の他に、CBMは1月下旬に、昨年の法改正に伴い、外資系銀行と金融機関が現地銀行の最大35%の株式を保有できると発表した。

 

以前は、地元の銀行に融資していた外資系銀行は、仲介者として機能していた地元の銀行または政府機関を通じて支払われるシステムのもとで行われていた。
 

出典:MYANMARTIMES

 

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